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- 2010-10-04
- :暮らし
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命守る手術を
野良猫の繁殖を防ぎ、行政機関による殺処分を減らすため、公園や地域で猫に
不妊・去勢手術を施す団体を京都市のペット用品販売店が設立した。
団体は「京都どうぶつあいごの会」。先月20日に発足した。
京都市によると、2009年度に市家庭動物相談所(南区)が引き取り、殺処分した
猫は1,746匹で、犬の15倍近い。ほとんどが飼い主のいない子猫という。
市は本年度から野良猫の不妊・去勢手術を無償で行っているが、対象は地域で
餌やりやトイレを設けて面倒をみている自治会で、不特定多数の人が訪れる公園
は対象外となっている。
梅小路公園には100匹近い野良猫がおり、この10年で3倍以上に増えたという。
このうち不妊・去勢手術されていない猫は50~80匹に上るとみている。
活動では梅小路公園で毎月5匹前後を捕獲し、動物病院で健康調査や不妊・去勢
手術を行い、公園に戻す。健康状態の良い子猫は飼い主も探す。
会員も募集し、いずれ梅小路公園以外にも活動を広げ、地域の野良猫に関する
相談にも取り組む。